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バスク・シェパード

バスク・シェパード 犬種図鑑 イレツア
イレツア
Zigor Agirrezabala VitoriaによるPixabayからの画像

人気度       1 out of 5 stars

初心者向き     2 out of 5 stars

お手入れの簡便度  4 out of 5 stars

犬種の歴史

フランスとスペインの国境を走るピレネー山脈のスペイン側に位置するバスク地方に特有の牧羊犬。ピレネー山脈を故郷とする犬は他にもグレート・ピレニーズ、ピレニアン・シープドッグ、カタラン・シープドッグがいます。スペインのケネルクラブでは1995年に犬種として公認されましたが、FCI(国際畜犬連盟)では未公認の犬となっています。スペイン・ケネルクラブでは、犬の外見に基準を置いて繁殖するのではなく、ハーディング(羊を集める行動。詳しくはこちら)能力に基準をおくことを推奨しており、能力テストに合格した犬にはチャンピオンタイトルが与えられます。ピレネー山脈やバスク地方では、現在でも夏になると文化祭として牧羊犬の競技会が伝統的に行われており、バスクの人々はこの犬種をとても大切にし、誇りに思っています。

性格の特徴

古いタイプの牧羊犬なので、番犬本能が強い犬です。見知らぬ人や動物が敷地に入ってくると、すぐに反応して吠えます。そもそも飼い主家族以外にはあまり関心を持たない傾向にあります。ハーディングを行う牧羊犬らしく、アクティブで運動量を豊富に必要とします。きちんと発散できる環境で飼育すること、発散できる時間を飼い主が取れる事が必須となります。運動量が足りていないと、余計に吠えやすくなるなどの問題行動につながる恐れがあります。

見た目の特徴

赤からベージュの被毛が特徴的で、犬種の中でさらに二つに分類されます。

ゴベイア:燃えるような赤色で、シルク状の短毛。目尻から耳の根元にかけてラインがあり、マズル(吻先)がイレツアより少し尖っています。バスク地方のほぼ中央に位置するゴベイア自然公園で見られる牧羊犬です。ゴベイアの方がより古い牧羊犬として認識されています。

イレツア:ベージュ系のカラーをしたワイヤー(針金状)コート。バスク地方全体に分布して生息しています。

犬種名バスク・シェパード(Basque Shepherd)
現地名:エウスカル・アルツサイン・チャクーラ(Euskal Artzain Txakurra) 
別名:パストール・ヴァスコ(Pastor vasco)
原産国スペイン
大きさ大型犬
抜け毛の量
最低運動量目安45分×2回/日
平均寿命目安
体高ゴベイア:♂47~61cm ♀46~59cm/イレツア:♂47~63cm ♀46~58cm
体重目安ゴベイア:♂18~36kg ♀17~29kg/イレツア:♂18~33kg ♀17~30kg
犬種グループ1G  牧羊犬・牧畜犬(herding group)

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