ノーリッチ・テリア

人気度　　 　　　　

初心者向き　　　　

お手入れの簡便度　

犬種の歴史

まだ犬種としての名も無き頃、赤毛の小型犬がイギリスノーフォーク州ノーリッチ市で穀物倉を荒らすネズミを退治をしていました。古くから存在していましたが、1800年代後半にはケンブリッジ大学の学生の間でも大学のネズミ駆除犬としてよく飼われていたと言います。この犬を正式な犬種として見直す動きが始まり、純血種を作ろうとブリーダーたちが改良の手を加え始めました。その際に、様々なテリア種が掛け合わせられたとされ、ベドリントン・テリアやダンディ・ディンモント・テリアが交配されたと言われています。そしてついに、1932年にノーリッチ・テリアという名でイギリスで公認を受けました。

性格の特徴

活発な犬であることは間違いないですが、テリアらしさはテリア種の中でも低めと言われます。犬種スタンダードにも「ケンカがましくない」と記載されているように、テリア独特の興奮しやすい気質はノーリッチ・テリアには相応しくないとされています。この点は、家庭犬（ペット）としては都合が良い点でしょう。複数の犬と一緒に狩りを行っていたことから、人に対しても犬に対しても明るく社交的です。基本的な社会化トレーニング、環境馴致（慣れる）トレーニングを行い、適切に運動をさせてあげれば、最良のパートナーになれる犬種です。

見た目の特徴

立ち耳か垂れ耳かの違いだけではなく、ノーフォーク・テリアより全体的に丸みを帯びていることが多いようです。被毛は堅く、針金状の直毛です。ダブルコートですが、その割に抜け毛は少なめ。たまのブラッシングとプラッキングを行うと良いでしょう。

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