人気度
初心者向き
お手入れの簡便度
犬種の歴史
古代エジプトの犬らしき像にも現在のチャウチャウに姿かたちが似たものが出土されており、原産国の中国でも王朝時代から寺院で飼育されてきたと言われます。お寺で悪霊からの守護獣として扱われており、ライオンの様なタテガミとクマのような顔つきは狛犬に似ています。一方で中国ではたんぱく質の少ない食文化において、チャウ・チャウは重要な食糧源でもありました。かつ、番犬でもあり、猟犬、そりの牽引などでも人の役に立っていたとされています。とても古い犬種なので起源については不明なことが多いままです。イギリスに最初にチャウチャウがやってきたのは1780年のことで、東インド会社の一員が「中国の黒い(青い)舌を持った珍品」として持ち返ったと言われます。その後もロンドンの動物園で展示されたり、ビクトリア女王が飼育したことで知名度が上昇していきました。アメリカには1890年に初めて紹介され、1894年にはロンドンのケネルクラブが犬種として公認しました。
性格の特徴
チャウ・チャウは原始的な犬グループに入っている通り、番犬気質が強く、自分の意思が固い性質をしています。トレーニングをする時にはあくまでポジティブに、ご褒美を使って誘導しましょう。何度も同じことを繰り返したり無理強いしたりすると反発してしまいます。見知らぬ人には警戒心を抱きやすく、敷地に入ってきたら吠えますし、みんなとフレンドリーにする犬種ではありません。飼い主は上手に誘導する訓練を通して信頼関係を築くことができると、チャウ・チャウはとても忠実な友になるでしょう。
見た目の特徴
ライオンの様なタテガミと独特な歩き方、黒いもしくは青い舌を持つ犬と言われます。毛が長いラフコートと短毛のスムースタイプがいますが、スムースであればお手入れは簡便でしょう。ラブは毛量も多くダブルコートのため抜け毛も多いので、日頃のブラッシングは欠かせません。
犬種名 | チャウ・チャウ(Chow Chow) |
原産国 | 中国 |
大きさ | 中型犬 |
抜け毛の量 | 多い |
最低運動量目安 | 30分×2回/日 |
平均寿命目安 | 9~15歳 |
体高 | ♂48~56cm ♀46~51cm |
体重目安 | 20~32kg |
犬種グループ | 5G 原始的な犬・スピッツ(spitz and primitive types |
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eye-catching photo by Marius KristensenによるPixabayからの画像