ヨーロッパ原産 大型犬 抜け毛(並) 牧羊犬・牧畜犬 稀少種

ダッチ・シェパード・ドッグ

犬図鑑 ダッチシェパード
baerle97によるPixabayからの画像

人気度       1 out of 5 stars

初心者向き     2 out of 5 stars

お手入れの簡便度  4 out of 5 stars

陸続きで隣り合っているドイツのジャーマン・シェパード・ドッグと、ベルギーのベルジアン・シェパード・ドッグ4種(マリノアラケノアタービュレングローネンダール)とは親戚関係にある犬種です。

犬種の歴史
犬種図鑑 原産国 オランダ

ダッチ・シェパード・ドッグは、オランダの国を代表する牧羊犬・作業犬としてできた犬種です。ベルギーとドイツに挟まれたオランダで、似たようなシェパードが生まれても何も不思議はなく、ベルギーとドイツの牧羊犬と何らかの遺伝子プールを交換していたと考えられます。現在のダッチ・シェパードの原型の犬は18世紀初めには存在し海外に輸出されていましたが、当時は外見よりも機能性を重視していたため様々なコート(被毛)やカラー(イエローやホワイト等)を持つ個体がいました。ドッグショーが開かれるようになると、コートの種類によって3種類に分けられ、1898年には3種それぞれの犬種クラブが結成されました。19世紀末頃はヨーロッパ各国で国の代表となる犬種を作出するのに躍起になっていた時代で、オランダでもこのダッチ・シェパード・ドッグのオリジナル性を追求する動きがありました。特に隣国のベルギーとドイツのシェパード種とははっきりとした違いを作りたがり、コートカラー「ブリンドル」をトレードマークにするべく、他のカラーを犬種スタンダードから排除することにしました。1914年にブリンドル以外のカラーを禁止しましたが、それによって遺伝子プールが極端に狭まってしまったため、1930年にはブリンドル以外のカラーを許容することになりました。そして1960年代には犬種スタンダードを再びブリンドルのみに戻して今日に至ります。

性格の特徴

ドイツ、ベルギーのシェパード種と同じく、優秀な作業犬として作出されているため、常に何かしていたい作業意欲は非常に強いタイプです。この犬種は家庭犬(ペット)としての扱いやすさも兼ねそろえていますが、ボーっとした生活だけでは満たされないエネルギーを持っているので、生涯に渡って犬と何かしらのドッグスポーツに取り組みたい飼い主に向いています。

見た目の特徴

ダッチ・シェパード・ドッグはカラーはブリンドル(金または銀)のみですが、3種のコートタイプが存在します。ショートヘア(短毛)、ロングヘア(長毛)、ラフヘア(ワイヤーヘア・針金状)。ラフヘアも毛質上異なる色に見えますがブリンドルです。長毛といってもそれ程長い毛ではないため、3種ともお手入れは簡便です。

犬種名ダッチ・シェパード・ドッグ(Dutch Shepherd dog)
原産国オランダ
大きさ大型犬
抜け毛の量
最低運動量目安60分×2回/日
平均寿命目安11~14歳
体高♂57~62cm ♀55~60cm
体重目安25~34kg
犬種グループ1G  牧羊犬・牧畜犬(herding group)

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