ポインター・セター(鳥猟犬) ヨーロッパ原産 人気度★4犬種 大型犬 抜け毛(少ない)

ワイマラナー

犬種図鑑 ワイマラナー
Photo by Renee V

人気度       4 out of 5 stars

初心者向き     1 out of 5 stars

お手入れの簡便度  5 out of 5 stars

美しいシルバーグレーの被毛に全身が覆われた犬です。動くたびに金属が放つような光沢を見せる姿は世界中の人々を虜にしています。

犬種の歴史

ジャーマン・ポインターに並んでドイツが誇るガンドッグ(鳥猟犬)です。世界中で家庭犬(ペット)として飼われる人気のある犬種ですが、本場ドイツではほとんどが狩猟犬を兼ねて飼育されています。現地では犬種の特性を非常に大切にして繁殖されています。ブリーディング委員会という組織が存在し、入念なチェックを行って登録できる犬を限定し、繁殖に回せるのはその中でさらに狩猟テストに合格した犬のみ、という徹底ぶりです。レトリバーやポインターは、狩猟の一連の流れの中でも「撃ち落とされた獲物の回収」や「獲物を見つけて飛び立たせる」という一部の仕事を専門に行っていますが、対するワイマラナーは狩猟作業をすべて1頭でこなしてしまいます。獲物を見つける→飛び立たせる→撃った獲物を回収する→撃ち損じた獲物を回収する…と、マルチに対応し、鳥猟だけではなくあらゆる猟をカバーします。ワイマラナーはドイツ、ワイマール大公国の貴族の犬として18世紀頃に作出されたと言われ、貴族階級のために特別にデザインされたポインターと言えますが、その頃、各猟犬の繁殖は貴族間で極秘に行われていたため、犬種作出のための正確な経緯がわかっていません。アメリカには1941年に犬種クラブが設立され、1943年にアメリカケネルクラブによって犬種として公認されました。1950年代になるとワイマラナーはイギリスに渡り、その後世界中のドッグショーで見られるようになりました。

性格の特徴

元気でパワフル。常に何かをしていたい欲(作業意欲)に溢れているため、日常のただ歩くだけの散歩だけでは満足できません。アジリティ(障害物競走)やオビディエンス(訓練競技会)など、何でもいいのですがドッグスポーツに取り組むと良いでしょう。犬と一緒にアクティブな事をやりたい飼い主に向いています。身体的だけではなく、頭脳の刺激を常に求める犬種なので、訓練性能はとても良いです。この意欲を十分に発散できていないと、吠え、咬み、引っ張り、破壊行動などの問題行動として表れることになりますので、遊びやトレーニングを通して十分な刺激を与えましょう。

ペットショップでも販売されている犬種だけど、見た目の美しさだけで判断しないようにね。自分の空いた時間を犬のために継続的に使える人に向いています。

見た目の特徴

よく見るのは短毛タイプですが、長毛タイプのワイマラナーも存在します(Photo gallery参照)。シルバーグレーの毛色とブルーの瞳が印象的で、一見して「美しい犬」と思わせる魅力があります。グレーの中にもノロジカ色、マウスグレー等がいます。長毛タイプでもそれほど長い毛ではないので、どちらのタイプもお手入れは簡便です。短毛タイプでは、尾を半分くらいに断尾することがあります。

犬種名ワイマラナー(Weimaraner)
原産国ドイツ
大きさ超大型犬
抜け毛の量
最低運動量目安60分×2回/日
平均寿命目安10~13歳
体高♂59~70cm ♀57~65cm
体重♂30~40kg ♀25~35kg
犬種グループ7G ポインター・セター(pointer/setter group)

Photo gallery

eye-catching photo by KadishaによるPixabayからの画像

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