人気度
初心者向き
お手入れの簡便度
アメリカで「コッカースパニエル」といったらアメリカンコッカースパニエルのことを指すよ。
犬種の歴史
1800年代後半、ヨーロッパから北米に渡ったイングリッシュコッカースパニエルがアメリカ人好みのショードッグ向けに改良されたのがこの犬種です。イングリッシュコッカースパニエルより、少し小ぶりで、頭部はより丸く、詰まったマズル(口吻部)、長い耳、より詰まった胴体、さらにボリュームのあるコートを持っているのが2犬種の違いです。1930年代からこの2犬種を同一犬種として良いのか議論が交わされ、あまりにタイプが異なるため1945年にはアメリカンコッカースパニエルとして別犬種が成立しました。アメリカでは定番とも言える家庭犬(ペット)で、1945年から1972年においては、最も人気のある犬でした。
※スパニエルの歴史、「コッカー」の意味や狩猟スタイルについての説明はイングリッシュコッカースパニエルを参照。
性格の特徴
イングリッシュコッカースパニエルの人との協調性や元来明るくポジティブな性格は、アメリカンコッカースパニエルにも受け継がれており、様々な家庭環境にすぐに順応できます。ジグザグに歩きながら匂いを嗅ぐことも顕在です。身体的、精神的に十分に発散できており、基本的な社会化トレーニング、環境馴致(慣れる)トレーニングを行えば、しつけは易しいでしょう。人気のある犬種のため、この基本を損ねたことにより問題行動が出るケースがありますが、元々は初心者でも飼いやすい家庭犬です。アウトドアが好きな人にも、ドッグスポーツやアクティブな遊びを一緒に楽しめるのでおすすめです。
見た目の特徴
基本的に定期的なブラッシング、トリミングが必要で、油脂分が多くシャンプーの頻度が高いことなどの特徴はイングリッシュコッカースパニエルと同じです(そちらのページを参照ください)。身体的な特徴の違いは上部記載の通り。カットも長く伸ばしたり、さっぱり短くしたりと楽しめます。尾は断尾されることがあります。
犬種名 | アメリカン・コッカー・スパニエル(American Cocker Spaniel) |
原産国 | アメリカ |
大きさ | 小型犬 |
抜け毛の量 | 多い |
最低運動量目安 | 40分×2回/日 |
平均寿命目安 | 12~15歳 |
体高 | ♂38.1±1cm ♀35.6±1cm |
体重目安 | 7~12kg |
犬種グループ | 8G ポインター・セター以外の鳥猟犬(gun dog group) |
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