ファレーン

人気度　　 　　　　

初心者向き　　　　

お手入れの簡便度　

犬種の歴史

パピヨンの原型となる犬種です。犬種名はフランス語で「蛾」を指し、同じく「蝶」の意味を持つパピヨンとは、残念ながら人気の差が大きく開いています。13世紀から18世紀の間は、ヨーロッパ大陸の貴族に好まれ、トップクラスの人気を得ていました。19世紀に立ち耳バージョンがベルギーで開発され、人気が逆転します。ファレーンのさらに原型は小型のトイ・スパニエルと言われていますが、起源が諸説あり、定かではありません。フランス、ベルギー、スパニエルの要素を持つことからスペイン原産説、さらにロングコートチワワに似ているとするメキシコ原産説まであります。貴族の肖像画の中で描かれたトイ・スパニエルは皆垂れ耳であるため、こちらが主流であったはずですが、パピヨンがショーに登場すると世界的に人気が出て、ファレーンはパピヨンの垂れ耳版と思われるようになりました。多くの人はパピヨンから垂れ耳の子が生まれる事があることを知らず（現在も）、ファレーンを見ると「パピヨンっぽくない」と言われてしまう始末。1967年、垂れ耳パピヨンは「ファレーン」という名を付けられ、別犬種として分けられることになりました。

性格の特徴、見た目の特徴

耳以外はパピヨンと犬種スタンダードも同じです。本当にそれだけの違いなので中身の性格も一緒。快活で朗らかな犬種です。パピヨンの垂れ耳版と思われがちですが、実際は逆。ファレーンの立ち耳版がパピヨンなんだ…くぅっ！

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