テリア ヨーロッパ原産 レア犬種 大型犬 抜け毛(少ない)

エアデール・テリア

人気度       2 out of 5 stars

初心者向き     2 out of 5 stars

お手入れの簡便度  4 out of 5 stars

日本における軍用犬、警察犬が本格的に訓練・導入され始めたのは1942年(昭和17年)頃です。最初は中野に犬舎を置き、その後周辺で犯罪の多かった上野に移ります。その頃に名をあげた警察犬はブラッドハウンドの「スター号」、ラフ・コリーの「バフレー号」、エアデール・テリアの「リキ号」らがいます。

テリアの中でも一番大きく、テリアの王様と呼ばれているよ!でもテリアってアナグマやキツネの巣穴に潜り込むのが本業なのに大きすぎて入れないよ!どうしてだろう?

犬種の歴史
犬図鑑 原産国 イギリス

エアデールという名前は、北イングランドのリーズ近辺のエア渓谷(渓谷=dale)に由来しています。ウォーターサイド・テリアとも呼ばれ、元々は漁業の保護のためのカワウソ猟のために作られた犬種です(カワウソは魚介を食べたり釣りの邪魔になるため)。リーズ付近のエアー河で主に活躍していました。テリアとオッターハウンド(otter=カワウソ)等のハウンド種を掛け合わせ、テリアの狩猟欲とハウンドの脚の長さに由来する機動力と嗅覚を兼ねそろえたのがエアデール・テリアでした。最初はカワウソ猟が主な仕事でしたが、徐々に多目的なテリアとなり、カモ、ネズミ、鹿などの狩猟に加えて、軍用犬としても活躍しました。19世紀半ばに作られた比較的新しい犬種でしたが、1876年のドッグショーで公認され、1881年にはアメリカに到着したと言われます。普通のテリアにはない多彩な能力を持っていたため、イギリスだけではなく、ドイツや北欧でも1900年から1930年にかけて軍用犬として採用されていました。

性格の特徴

初期には闘犬にも使用されていましたが、自ら攻撃を仕掛けるタイプではなく、しかし攻撃されれば必ず勝って終わる程強かった、と言われます。以降は長らく作業犬として活躍していただけに、元気でエネルギッシュな犬です。自分で状況を判断して狩猟するように作られた犬なので自立的な面も持ち合わせます。つまり、ひたすら指示に忠実に動くばかりの性格ではないということです。初心者飼い主さんは戸惑う事も多いでしょう。大きさもあるので身体的、精神的な発散は常に必要な犬種です。

見た目の特徴

全天候に適した硬い毛とブラックアンドタンの被毛を持ち、かつては断尾の習慣がありました。オスの体高61cmはテリアの中で一番大きい基準です。抜け毛は少ないのですが放っておく訳にもいかず、定期的なブラッシングとトリミング、また毛を抜くプラッキング等のお手入れが必要になってきます。

犬種名エアデール・テリア(Airedale Terrier)
原産国イギリス
大きさ大型犬
抜け毛の量少ない
最低運動量目安30分×2回/日
平均寿命目安12~14歳
体高♂58~61cm ♀56~59cm
体重目安20~25kg
犬種グループ3G テリア(terrier group)

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犬種図鑑 エアデールテリア
Photo by Ilja Klutman

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