ヨーロッパ原産 レア犬種 使役犬 大型犬 抜け毛(並)

ボクサー

犬図鑑 ボクサー
Rob RaucciによるPixabayからの画像

人気度       2 out of 5 stars

初心者向き     3 out of 5 stars

お手入れの簡便度  5 out of 5 stars

原産国のドイツやアメリカでは非常に人気のある犬種です。日本では有名元ボクサーの犬として、一時テレビで見かけたことがある人が多いんじゃないかな。

犬種の歴史

ボクサーの祖先はドイツ・ブラバント地方のブレンバイサーという今は無き犬種と、イングリッシュ・ブルドッグと言われます。ブレンバイサーはドイツで狩猟犬として使われていたマスティフ系の犬で、イギリスのマスティフ視覚ハウンドの血を加えられ、脚が長くすらりとして、かつ力強い犬でした。このブレンバイサーが大型狩猟獣の減少により仕事を失うと、次は牛追いの仕事を任されます。猟師が追いついて止めを刺すまで獲物の鼻をしっかり咬んで押さえておく必要があったためマズルの短い短頭種として作られました。19世紀後半、ドイツではさらに犬種改良を加えようとイングリッシュ・ブルドッグを掛け合わせたとされていますが、この当時のイングリッシュ・ブルドッグは今の様な姿をしておらず、すらりと脚がのびたスポーティングな犬でした。1894年からミュンヘンのドッグショーに出始め、1910年に一つの犬種クラブが誕生しました。その数年後に起きた第1次世界大戦でボクサーは軍用犬として登用され、重要なメッセンジャー犬、荷役犬として活躍しました。ボクサーが世界中に広まったのは第2次世界大戦後のことで、帰還兵によって持ち返られたボクサーが幅広い層に知られるようになって、家庭犬(ペット)として人気が上がりました。

性格の特徴

怖そうな顔つきとは裏腹に、喜びを表現するときは全身で甘えてくるのが癖になるでしょう。見知らぬ人には警戒心を持ちやすいですが、家庭内では温厚で遊び好きな性格をしています。子犬の頃から社会化されていれば、子供や他の動物とも上手くやれるでしょう。一方で警察犬、軍用犬として有名で純粋な作業犬種であるため、元気でエネルギーに溢れています。体の力強さに加えて、精神的にもタフ。成犬になっても多くの運動量が必要なため、犬の生涯を通して身体的、精神的に発散させてあげられる飼い主に向いています。

見た目の特徴

被毛のカラーはフォーン(子鹿色)、ブリンドルで、それぞれにブラックマスク(黒い顔)をしています。短毛なのでお手入れは非常に楽でしょう。極端な暑さと寒さに弱い犬種なので環境によっては温度管理が必要です。また断尾・断耳されることがあります。

犬種名ボクサー(Boxer)
原産国ドイツ
大きさ大型犬
抜け毛の量
最低運動量目安60分×2回/日
平均寿命目安10~12歳
体高♂57~63cm ♀53~59cm
体重♂30kg以上(体高60cmにおいて) ♀25kg(体高56cmにおいて)
犬種グループ2G 使役犬(working dog group)

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