ヨーロッパ原産 使役犬 抜け毛(並) 稀少種 超大型犬

マスティフ(イングリッシュ・マスティフ)

犬図鑑 イングリッシュマスティフ
Photo by Fotosuabe

人気度       1 out of 5 stars

初心者向き     3 out of 5 stars

お手入れの簡便度  5 out of 5 stars

単に「マスティフ」と呼ばれた場合は、このイングリッシュマスティフを指すよ。他にマスティフの名の付く犬もいくつかあるから関連犬種のページを確認してみてね。その他様々な大型犬を作出する時に交配されているよ。

犬種の歴史
犬図鑑 原産国 イギリス

マスティフの祖先は紀元前から存在する犬だとされ、非常に歴史の古い犬種になります。起源に関する資料や証拠が無く、推測の域を出ません。歴史は紀元前1000年に遡り、イギリス諸島と交易していたフェニキア人がイングリッシュマスティフの祖先を運び込んだと言われます。紀元前55年頃、イギリスに足を踏み入れたローマ人が、住民たちが大きなマスティフ犬を飼っているのを発見し、コロッセオで戦わせる猛犬として連れていきました。ライオンや他の野生動物と戦わせたという記述が残っていますが、マスティフの語源となるローマ語では「飼いならされた」という意味を持っており、人間と生活できる社交性を持ち合わせていたことがわかります。

数世紀後、敷地を勇猛に警護する番犬としての仕事の他に闘犬やオオカミ狩りなどの娯楽のお供に使われていましたが、1835年にそれらが野蛮な娯楽として法律で禁止されるとマスティフの数も減りだします。1908年にはロンドンのケネルクラブにおけるマスティフの登録数はわずか35匹。第2次世界大戦後にはほぼ絶滅状態となります(戦争中はこの巨大な大型犬を食べさせる余裕が人々にもありませんでした)。イギリスよりもアメリカにマスティフが残っていたため、一部を輸入してイングリッシュマスティフの犬種を復活させました。その時にグレートデンセントバーナードニューファンドランド等が交配されたと言われていますが、極端な交配が原因で一時期は体も気質も不健全な個体が増えた時がありました。現在ではそれは解消されていますが、世界的にも数多く飼育されている犬種ではありません。

性格の特徴

見た目のインパクトや闘犬に使われていたというイメージから、実に攻撃性が強くて獰猛な犬種と思われがちですが、その性質は歴史的なものに過ぎません。現在は落ち着きがあり、優しく穏やかな性格をしています。小さな子供が騒がしくしていても堂々としているでしょう。大きな体を支えるしなやかな筋肉をつけることは必須で、毎日の散歩は当然欠かせませんが、あまりアクティブで素早い動きを求める犬種ではありません(関節にも負担がかかります)。犬と一緒にアジリティ(障害物競走)やドッグダンスなどのスポーツをしたい!…という方には不向きな犬種と言えます。どちらかというとのんびりと穏やかに犬と過ごしたい人向き。十分な飼育スペースがあり、毎日長めにゆっくりと歩くことができる人とは良いドッグライフを過ごせるでしょう。とはいえ、素早い動きができないからと言って賢くない訳ではありません。基本的な指示は十分教えることができる犬種です。

見た目の特徴

短毛のため毎日の手入れは体を拭く程度で良いので非常に簡便ではありますが、やはり体が大きいことが飼育面で大変です。餌代やスペースなど考慮すべきことがあり、興味本位で飼い出して後悔しないようにしましょう。100kgを超えるオスも珍しくありません。暑さにも弱いため温度管理も必要です。毛色はアプリコット、フォーン、ブリンドル(マズルと耳と鼻はブラック)。

犬種名マスティフ イングリッシュマスティフ(Mastiff)
原産国イギリス
大きさ超大型犬
抜け毛の量
最低運動量目安50分×2回/日
平均寿命目安6~12歳
体高目安70~76cm
体重目安79~86kg
犬種グループ2G使役犬(working dog group)

その他関連犬種:ブルマスティフ、ベルジアンマスティフ、ボルドーマスティフ、ナポリタンマスティフ、マヨルカマスティフ、チベタンマスティフ、ピレニアンマスティフ、トランスモンターノマスティフ、スパニッシュマスティフ他

Photo gallery

-ヨーロッパ原産, 使役犬, 抜け毛(並), 稀少種, 超大型犬