ヨークシャー・テリア

人気度　　 　　　　

初心者向き　　　　

お手入れの簡便度　

通称「ヨーキー」。「テリア」がつく犬はネズミ等の害獣駆除の仕事をしていた犬です。スチールブルーと呼ばれるグレーの美しい絹糸の様な被毛が特徴。また、チワワと並んで世界最小の犬と言われるため、都会のペットには最適です。カットやお洋服を着て楽しむ方もいます。

犬種の歴史

見た目の小ささとかわいらしさから愛玩犬グループに属しているかと思いきや、FCIでは犬種名に従ってテリアグループに属します（「テリア」本家のイギリスやアメリカのケネルクラブでは愛玩犬グループに分けられています）。

産業革命の絶頂だったビクトリア王朝時代に、羊毛工場に出稼ぎに来ていたスコットランドの労働者たちがバッグに入れて小型のテリアを持ち込んだと言われます。ヨークシャーではこの犬と地元のテリアをかけ合わせ、ヨークシャーテリアが出来上がりました。当時は現在のヨーキーよりも体が大きく、工場や鉱山でネズミなどの害獣駆除犬として重宝されていましたが、スカイ・テリア、ダンディ・ディンモント・テリア、マルチーズなどがさらに交雑され、現在の形や大きさになりました。ケネルクラブから正式に犬種として認定されたのが1886年になります。

性格の特徴

小型ではありますが、本来の犬種の用途はネズミ捕り等の害獣駆除。活発で聡明な性格をしています。小さいからといって運動不足や甘やかしすぎは禁物です。愛情深く飼い主さんに接してくれますが、見知らぬ人や犬、テリトリーに入ってくる者に対して警戒心を持つこともあるため適切な社会化トレーニングを行いましょう。甘やかしによる吠えや肥満には注意です。

見た目の特徴

チワワと並んで世界最小の記録を持つ犬です。ドッグショーでは、スチールブルーとゴールドの絹糸状の毛を地面まで伸ばし、頭に赤いリボンをつけ、赤いボックスの上に立つのがヨークシャーテリアの決まりです。ショー用の犬のコートには専用のオイルを付けてラッピングをするくらいなので、家庭犬としてはこのような手入れができる人は少ないと思います。そのため多くのペットとして飼われているヨーキーは短くカットしている人が大多数です。短めにすればお手入れはさほど大変ではありません。抜け毛はほとんど無く、毛は伸び続けるため、定期的なトリミングが必要です。口周りに毛があるので清潔に保ちましょう。日ごろのお手入れを頑張って、長く伸ばしてみるのも楽しみの一つになるかもしれません。

この2犬種はヨーキーに見た目がそっくりだよ！

その他関連犬種：オーストラリアンテリア、オーストラリアンシルキーテリア他

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