人気度
初心者向き
お手入れの簡便度
犬種の歴史
見た目は ミニチュアシュナウザー 、 スタンダードシュナウザー の大きい版ですが、系統が異なります。ネズミ捕りをしていたこの2犬種に、バイエルン地方の牛飼いがより大きく、強い牛追い犬を作るために他の犬種を混ぜて作出しました。グレートデン、ロットワイラー、ブービエ・デ・フランダース、その他地元の各種シープドッグなど大型犬との交配により、スタンダードシュナウザーより大きなサイズの犬になりました。ミュンヘン周辺で育成されたため、当時は「ミュンヒナー」と呼ばれ、長年にわたって牛を放牧場から市場へ連れて行く牛追いの役目を担ってきましたが、19世紀に鉄道で牛が輸送されるようになるとその仕事がなくなります。その後は番犬、警察犬としても活用され、家庭犬としても飼育されるようになりました。1925年には使役犬として公認されています。現在では災害救助犬、雪崩救助犬としても活躍しています。
性格の特徴
犬種名からミニチュアシュナウザーやスタンダードシュナウザーと大きさが違うだけと思いがちですが、犬種が作られた歴史をみると、(牧羊犬グループに属するか問わず)牧畜を担っていた牧畜犬が交配されており、性格の特徴も違います。
番犬、牛追い犬としてバリバリと働く面もあれば、穏やかで慎重な一面も持ち合わせます。また、荷車を引っ張っていた位なので力強く活発でスタミナのある犬であることは間違いありません。悪天候にも強く高い耐久性と作業欲があるため救助犬として適していると思われます。家庭で飼う場合は、やはり運動量は多く、散歩以外の遊びや嗅覚作業を取り入れたいところです。警察犬、軍用犬として使われることも多いため、学習力が高く、頑なに自分の考えで行動する面があると言えます。ミニシュナも頑固な面がありますがまだ人とのコンタクトがとりやすく、対してジャイアントシュナウザーはより自我が強く扱いが大変となるでしょう。シュナファンが単なる大きさだけで選ぶと苦労するかもしれないので注意。
見た目の特徴
基本的にスタンダードシュナウザーと同様ですが、カラーはブラックが多い。ソルトアンドペッパーと合わせて2色。針金状の硬い上毛と下毛のダブルコートです。口髭と眉毛が特徴。断尾・断耳することがあります。
犬種名 | ジャイアントシュナウザー(giant schnauzer) |
原産国 | ドイツ |
大きさ | 大型犬 |
抜け毛の量 | 少ない |
最低運動量目安 | 60分×2回/日 |
平均寿命目安 | 12~15歳 |
体高 | 60~70cm |
体重目安 | 35~47kg |
犬種グループ | 2G 使役犬(working dog group) |
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