視覚ハウンド
第10グループ
広大な草原や砂漠で獲物の姿を視覚的に捉え仕留めることから視覚ハウンド(サイトハウンド)と呼ばれる犬たちが属します。大地を駆け抜けるガゼルやウサギをスピードで追い詰めるため、流線形の体と長い脚を持つ犬が多いのが身体的特徴です。非常に歴史の古い犬種が多く、アフガンハウンドやサルーキは、第5グループの一部の犬と同様に古代犬の遺伝子構成をしていることがわかっています。紀元前のエジプト壁画にも似たような脚の長い犬が描かれていたりします。
運動量が多く走るのが仕事のため、歩くだけの散歩では物足りないと感じるでしょう。またこのグループの犬たちは獲物を自分で追いかけて仕留める仕事をしていたため、独立心が強く人の指示よりも自分で物事を判断したり、猫の様な気質をしていることが多いと表現されることがあります。