人気度
初心者向き
お手入れの簡便度
「ミニシュナ」や「シュナ」と呼ばれます。長いひげと眉毛が特徴で、日本でも大人気の犬種です。
犬種の歴史
ドイツ語の「ピンシャー」は、英語の「テリア」に当たり、ドイツの農場で害獣駆除や番を任されていました。かつて小型のピンシャーと呼ばれた犬からワイヤーヘアード(針金状の粗い毛質)とスムースヘアード(短毛)の犬が同胎で生まれており、後に分けて管理されるようになりました。その ワイヤードの方がスタンダードシュナウザーとなり、その縮小版として小型化されたのがミニチュアシュナウザーとなります。アッフェンピンシャーと交配されていたと言われす。(※スムースの方は後のミニチュアピンシャー)
ミニピン、アッフェンと合わせてミニシュナは、農場での番や害獣駆除の仕事をする一方、貴婦人の抱っこ犬として1600年代から1700年代には存在していました。レンブラントの絵画にも描かれており、その頃から家庭犬としても愛されていたことがわかります。19世紀末~20世紀初にアッフェンピンシャーとミニチュアシュナウザーは別犬種として確立しました。かつてプードルやテリアなどと交配されたという説もありますがその説の信憑性は低いと言われます。
性格の特徴
先祖のピンシャー同様、馬小屋でネズミ捕りをしていたため運動量はタフな犬種です。動くものへの反応が強いため、吠えや小動物の追いかけ行動の予防のためにも運動不足には注意しましょう。自分で判断して行動する力があるため、それが頑固さとなる一面がありますが、きちんと教えることができれば家庭犬としてもドッグスポーツ競技会でも活躍する優秀な犬になるでしょう。この犬種は世界中で人気があり、ヨーロッパ諸国では災害救助犬として認定を受ける子や、足跡追及(トラッキング)や服従訓練競技会でチャンピオンになる子もいます。
人間とのコンタクトの取りやすさからしつけやすい面も多いのですが、来客時や他の犬とのすれ違い等で勇敢な番犬気質を発揮し、特有の高い吠え声でまくし立てる子も多い犬種です。きちんとした社会化トレーニングとしつけを行わないと、家庭の暴君になってしまうかも…!
見た目の特徴
「シュナウザー」はドイツ語でひげを表し、独特の口髭と眉毛が一番の特徴です。元はネズミから口元を守るために髭を蓄える犬種ですが、お手入れが大変なため短く保つ人が多いようです。苦でなければシュナウザーらしく口髭と眉毛を伸ばし、かわいいおじさん顔でいてもらうのも良いでしょう。コートは密に生えた下毛と針金状の上毛によるダブルコートで、抜け毛はほとんどありません。代わりに定期的なトリミングが必要になりますが、短めにしたり長めにしたり楽しむこともできます。カラーはブラック、ソルトアンドペッパー、ブラックアンドシルバー、ホワイトの4色。元となったスタンダードシュナウザーより2色多くなっています。また、断尾、断耳されることがあります。
犬種名 | ミニチュアシュナウザー(miniature schnauzer) |
原産国 | ドイツ |
大きさ | 小型犬 |
抜け毛の量 | 少ない |
最低運動量目安 | 30分×2回/日 |
平均寿命目安 | 12~15歳 |
体高 | 30~35cm |
体重目安 | 4~8kg |
犬種グループ | 2G 使役犬(working dog group) |
その他関連犬種:ジャイアントシュナウザー他
Photo gallery