人気度
初心者向き
お手入れの簡便度
犬種の歴史
変わった見た目をしているので好き嫌いが分かれる犬種かもしれません。この犬種の様に、無毛の犬をヘアレスドッグと呼びますが、ヘアレスを作る遺伝子を持つ犬は、南アメリカに一般的に存在します。チャイニーズ・クレステッド・ドッグが名前の通り、中国から来たのかは定かではなく、起源はアフリカの犬であると言われたり、モンゴルの寺院でヘアレスの犬が宗教的な特別な意味合いを持って繁殖されていたなどど言われることがあります。ヘアレスドッグは、初期のヨーロッパ人探検家に「珍獣」として強い衝撃を与え、過去には繁殖者にも奇妙な犬として扱われ、選別されていたと言われています。本犬の改良に貢献したのはアメリカ人ブリーダーで、彼らがヘアレスの遺伝子を持ち込んで、その他の犬とかけ合せ、一つの犬種を確立したと考えられています。
性格の特徴
チャイニーズ・クレステッド・ドッグには熱心な愛好家がいます。見た目のインパクトだけではなく、一見近づき難い印象を持つかもしれませんが、実際は遊び好きで気立ての良い性格をしていることも、この犬種にハマる人がいる魅力の一つです。アクティブな小型犬らしく元気に走り回った後は、飼い主の横に座って穏やかに過ごしたりします。様々な家族構成に適応できる犬種です。
見た目の特徴
ヘアレスタイプの犬は抜け毛もほぼ無く、体臭やノミの心配もほとんど無いのが利点であります。一方で寒さに弱いため冬は防寒具が必要であることと、夏場は熱い日差しに注意しなければなりません。チャイニーズ・クレステッド・ドッグには有毛タイプのパウダーパフも存在します。本犬をヘアレスにする遺伝子は致死遺伝子であり、父母両方からヘアレス遺伝子をもらってしまうと胎児の内に死亡してしまいます。そのため、有毛のパウダーパフとヘアレスを交配させることが必須となり、子犬は有毛+無毛の遺伝子をコンビネーションで持つことでヘアレスが誕生します(ヘアレスの遺伝子が優勢のため、一つ持っていればヘアレスドッグとなる)。ヘアレスの犬ばかり注目されますが、実際には有毛のパウダーパフの存在は重要な役割があるのです。また、ヘアレス遺伝子を持つ犬は欠歯になることがあり、優良なブリーダーであれば、できるだけ欠歯を持たない両親を繁殖に選ぶよう考慮しているはずなので、購入の際は直接ブリーダーにそのことを確認するようにしましょう。
犬種名 | チャイニーズ・クレステッド・ドッグ(Chinese Crested Dog) |
原産国 | 中国 |
大きさ | 小型犬 |
抜け毛の量 | 少ない |
最低運動量目安 | 30分×2回/日 |
平均寿命目安 | 13~15歳 |
体高 | ♂28~33cm ♀23~30cm |
体重目安 | 2.5~5.5kg |
犬種グループ | 9G 愛玩犬(toy group) |
その他関連犬種:メキシカン・ヘアレス・ドッグ、ペルービアン・ヘアレス・ドッグ他
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