ローシェン

人気度　　 　　　　

初心者向き　　　　

お手入れの簡便度　

ローシェンを始め、ビションフリーゼ／ボロニーズ／ハバニーズ／コトン・ド・テュレアール／マルチーズ…これらの犬種は、「ビションファミリー」と呼ばれるよ。みんな地中海に起源を発し、ふわふわした白い毛を持つ小型の愛玩犬なんだ。

犬種の歴史

地中海沿岸地域で生まれたことは明らかなのですが、他の親戚犬たちと同様、本来の起源がどこにあるのかわかっていません。名前がドイツ語であることから、同国が起源と見られていますが、16世紀にはドイツだけでななくロシア、オランダ、イタリア、スペイン、フランスでも知られていました。ローシェンの大きな特徴はこの「ライオンカット」であり、名前も「小さなライオン犬」を意味します。ライオンカットの小型犬が各国の貴族の肖像画によく登場しますが、当時は犬種としての区別は無く、なんとなく繁殖されていたため、すべてがローシェンの直接の祖先とも考え難いものです。その名前に関わらず、主にフランスで開発されたと言われますが、決定的な答えが無いまま今日に至ります。このライオンカットには、寒い冬に貴婦人の湯たんぽ代わりになるために直接肌に触れられるように露出させるという意味と、ライオンは権力の象徴のため、その姿を真似ることで、ローシェン自体が象徴的に権力を持っていると考えられたと言われます。現在では世界的にも珍しい犬種です。

性格の特徴

他のビションファミリー同様、理想的な家庭犬（ペット）になれる犬種です。必要な運動量は多くないですが、体を動かすことも、訓練されるのも好きで楽しんで取り組みます。どちらかというと一人の飼い主に忠実で、見知らぬ人にあまり打ち解けるタイプではありません。小型犬で活発なドッグスポーツに挑戦したい人にも適しています。

見た目の特徴

純白だけではなく、すべてのカラーが許容されています。抜け毛は少ないですが、この犬の最大の特徴であるライオンカットを保つためには定期的なトリミングが必要です。ライオンカットにするととても目立つため、小型犬で、注目されるような犬が飼いたい人には合っているかもしれません！犬種スタンダードには後半身の刈り込みが規定されていますが、家庭犬として飼う場合は刈るのは必須ではありません。

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