人気度
初心者向き
お手入れの簡便度
犬種の歴史
アラスカンマラミュートはその名の通りアラスカ州出身で、イヌイット族系のマラミュート族から由来します。アラスカの太平洋岸のコツェビュー湾区域を訪れたロシア人探検家によってはじめて発見されます。トナカイを狩る彼らは山に入って猟をすることもあり、大きくて力の強い犬が必要とされました。シベリアン・ハスキーよりスピードには劣るものの、重量を引っ張るという点で重宝され、その耐久力はとにかくすばらしい。自分の体重の半分か、あるいはそれ以上の重さも運べると言われます。ロシアが1967年にアラスカをアメリカを売却し、その後アラスカにアメリカから金を求めてゴールドラッシュが始まります。1890年から1918年には、外部から多数の人々がアラスカを訪れ、そりレースが非常に人気のスポーツとなると、マラミュートにスピードを出そうとする目的で様々な犬種を交雑するようになりました。レースには多額の賭け金が費やされるため、ブリーダーはチャンピオン犬を作り出すのに夢中になります。その結果、力持ちを誇る純血のマラミュートは絶滅寸前になりましたが、熱心なアメリカ人がコツェビューを訪れ、残されている本来の姿のマラミュートを集めて犬種を復活させました。そして1926年アメリカケネルクラブでアラスカン・マラミュートの名で公認されました。
性格の特徴
耐久力と力自慢が目的で作られた犬種のため、体の作り自体が、動いて、重い荷を引くためにできていると言っても過言ではありません。それ相応の住環境や周辺環境が無い限り、気軽に飼える犬種ではありません。マラミュートはそり犬として自信に溢れ、他の犬の群れを仕切りながら荷を引いていました。そのため飼い主となる人は、人間と物事を決める場合は人間が決めるものであるというルールを子犬の頃から教え込む必要があります。これが逆転してしまうと、犬も人もお互いに辛い生活を送らねばならなくなります。飼育環境だけではなく、正しく犬を扱うことができる技術と知識、経験を持つ上級者向きの犬種です。
見た目の特徴
アラスカンマラミュートとシベリアンハスキーは見た目が似ていて見分けがつかない人多数!これをおさえておけば君も犬オタクだ!
見分け方その1 体全体と尻尾に注目!
マラミュート:体は大きめ、巻尾、毛色は薄いグレーからブラック、セーブル、レッド
ハスキー:体は小さめ、まっすぐ垂れた尾、毛色はあらゆるカラーが許容される
(MilanoNegro、BARBARA808、Rob WeeによるPixabayからの画像)
見分け方その2 顔に注目!
マラミュート:耳は頭頂部より少し下に位置する、目の色はブラウンのみ
ハスキー:耳は頭頂部の高い位置に位置する、目の色はブルー、オッドアイ、ブラウン、ブラック等
(Photo by Audrey Kirchner、Tamara.C.Murray、ktphotography、Павел Викулин、Doris Metternich)
犬種名 | アラスカン・マラミュート(Alaskan Malamute) |
原産国 | アメリカ |
大きさ | 超大型犬 |
抜け毛の量 | 多い |
最低運動量目安 | 60分×2回/日 |
平均寿命目安 | 10~12歳 |
体高 | ♂63.5cm ♀34cm |
体重 | ♂38kg ♀34kg |
犬種グループ | 5G 原始的な犬・スピッツ(spitz and primitive types) |
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