ヨーロッパ原産 人気度★4犬種 嗅覚ハウンド 小型犬 抜け毛(多い)

ビーグル

犬種図鑑 ビーグル
Daniel AlbanyによるPixabayからの画像

人気度       4 out of 5 stars

初心者向き     3 out of 5 stars

お手入れの簡便度  5 out of 5 stars

嗅覚ハウンド(セントハウンド)の中では数少ない家庭犬として人気なビーグル。世界的人気漫画のキャラクター「スヌーピー」のモデルとなった犬として有名だね!

犬種図鑑 ビーグル スヌーピー
Connor JohnsonによるPixabayからの画像
犬種の歴史
犬図鑑 原産国 イギリス

嗅覚ハウンド(セントハウンド)がどのように狩猟を手伝っていたかは第6グループを参照してください。ビーグルは何十頭もの集団でウサギを狩る役目をしていたんだよ(Photo Galleryの写真を見てね)。

セントハウンドグループには大型犬が多いのですが、その中でもビーグルは小型なタイプになります。ケルト語の「beag(小さい)」が名前の由来と言われているので、グループの中ではその小ささに特徴があったのがわかります。ビーグルの集団は獲物の匂いを嗅ぎつけると一斉に激しく吠えながら追って行くのが特徴で、その吠え声が歌っている様と表現されることがあります。中世期、1500年代後半のエリザベス1世やジョージ5世がビーグルの群れを好んで飼育していたことは有名です。大型のハウンドと違い、小型のビーグルは人間が徒歩でも追いつくことができ、これが馬を所有する貴族階級から所有するお金のない平民階級の人々にも広く好まれた特徴になります。ビーグルはショードッグとしても人気で、そのかわいらしさや愛情深さから家庭犬(ペット)としても当時から人気を博します。現在も実猟犬として活躍しており、イギリスはもちろん、日本、アメリカ、北欧諸国などで利用されています。ビーグルは獲物に近づくにつれ、その吠え声のトーンを状況に応じて変えていきます。ハンターは静かに立って、吠え声の様々なニュアンスを聞き、獲物との距離を知ることになります(ハウンド犬ならではの猟法の特徴)。吠え声のイントネーションや声の速さを耳を澄まして聞くことはまるで歌を聞くようだとビーグル愛好家は表現します。エリザベス1世が自分の所有するビーグルを「歌うビーグルズ」と呼んでいた頃から現在まで、ビーグルはずっと歌うたいだったようです。

性格の特徴

「歌うビーグルズ」が好まれるのも昔のイギリスや田園地帯でのこと。吠えやすさや、自分が気になった匂いをキャッチすると夢中になって指示が入らない等はハウンド種の特徴になります。それでもビーグルは陽気でかわいらしく、嗅覚ゲームをしてあげるととても喜ぶかわいいやつです。また大集団で狩りを行う習性から他の犬とも協調性が高いと言われます。頑固な面がありながらも、日本では麻薬探知犬として空港で働く様子を目にすることができるので、決して訓練嫌いではありません。初心者でも飼うことができますが、要求吠えをさせないような対応を学ぶことと、自分で判断して行動しようとする頑なさを根気強くトレーニングできる人に向いています。特に呼び戻しは徹底的にトレーニングしないと苦戦するかも。また、一人ぼっちには敏感になりやすい傾向があるため、子犬の頃から留守番トレーニングを少しずつ行うようにしましょう。

「うちは留守番させることがないから留守番トレーニングは必要ないわ」と思いがちですが、どんな犬にも練習することをおすすめします。留守番は無いに越したことはないですが、逆にべったりと離れられなくなってしまう犬も実は多いんです(分離不安)。やむを得ず飼い主と離れたところで待機しなくてはならないシチュエーションでも順応性を高めることが、現代日本のペットとしては必要なしつけになってきます(ペットホテル利用、災害時避難の際…等)。そのためにクレートトレーニングは必須ですし、動物用知育玩具をフル活用しましょう!

見た目の特徴

白、黒、茶のはっきりとしたカラーが魅力的です。尻尾の先が白く生まれる個体が多く見られます。垂れた耳は清潔に保つようにしましょう。ダブルコートのため抜け毛は多めですが、短毛なので手入れは簡便です。

犬種名ビーグル(Beagle)
原産国イギリス
大きさ小型犬
抜け毛の量多い
最低運動量目安30分×2回/日
平均寿命目安12~15歳
体高33~40cm
体重目安8~14kg
犬種グループ6G 嗅覚ハウンド(scenthound group)

Photo gallery

eye-catching photo by José SomovillaによるPixabayからの画像

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