特徴・性格
パピヨンは、数年前に日本で爆発的な人気となった室内小型犬です。
パピヨンの珍しい点はフランスを原産国としていることであり、またパピヨン=蝶という優雅な名前がつけられていることも大きなポイントです。
犬に蝶という名前がついているのちょっと不思議な気がしますが、この名称は身体的な特徴である大きく左右に広がった形の良い耳からきています。
体格的には体高20~28cmと高めであり、体重も4~4.5kgくらいと小型犬の中ではちょっとだけ大きめのサイズとなっています。
パピヨンという品種が生まれたのはだいたい16世紀くらいのことと言われており、もともとスペインにあったスパニエルという品種をもとにして、ルイ14世やマリー・アントワネットなど宮廷の人たちにかわいがられる犬となりました。
現在までも続くパピヨン人気は、このようなフランスのかつての豪奢な歴史を感じさせてくれるからかもしれません。
平均寿命
12~15才くらい
飼い方
品種全体の一般的な特徴としては、おとなしくて賢く、飼い主の言うことをよく聞く順応性を持っているということです。
またいかにも宮廷犬であったことを感じさせるどっしりと落ち着いたところもあり、立ち居振る舞いに優雅さを感じることもできるほどです。
ただし、その自慢の毛並みは毎日の生活の中ではとても乱れやすく、毎日のようにブラッシングをしてあげなくてはいけません。
パピヨンの特徴的な耳の形の美しさは毎日の毛並みの手入れによって維持されるものなので、
ぜひ積極的に形を美しく保つ手入れをしてあげてほしいところです。
定期的に入浴をさせてあげることも忘れてはいけません。
飼いやすさ
健康面でみたとき、パピヨンは活動的で自分から必要な運動をしてくれるので
室内においておいても十分な世話をすることができます。
また性格が素直でしつけはしやすいのですが、その分人の気持に敏感で飼い主の気持のトラブルが起こるとそれに影響を強く受けてしまうことがあります。
普通に室内犬にするだけならそれほど手間はかからないのですが、自慢の毛並みやかわいさを維持させようと思うとかなりの時間やお金がかかる犬です。