ヨーロッパ原産 人気度★4犬種 小型犬 愛玩犬 抜け毛(少ない)

ビション・フリーゼ

人気度       4 out of 5 stars

初心者向き     4 out of 5 stars

お手入れの簡便度  3 out of 5 stars

ビションフリーゼを始め、マルチーズボロニーズハバニーズローシェンコトン・ド・テュレアール…これらの犬種は、「ビションファミリー」と呼ばれるよ。みんな地中海に起源を発し、ふわふわした白い毛を持つ小型の愛玩犬なんだ。

犬種の歴史
犬種図鑑 原産国 フランス ベルギー

ビション・フリーゼはビション・テネリフェという犬に由来します。テネリフェは地中海に浮かぶカナリア諸島の一部の島です。スペインが島を征服した後、15世紀から16世紀の間に婦人の愛玩犬としてスペインから連れて行き、独自に発展を遂げたテネリフェ犬を本国に持ち返ったとされています。スペインでは16世紀から19世紀前半までの間、貴族に人気があり、ゴヤを始めとするこの時代を代表する偉大な絵画にも描かれています。フランスでもまた人気がありました。しかし19世紀末になると流行が去り、愛玩犬としてきちんとブリーディング(繁殖)をする人が居なくなってしまいます。それをフランスとベルギーが救済に入り、犬種として復活させました。スペイン領の島の犬にも関わらず、原産国がフランス/ベルギーになっているのはそのためです。1933年には犬種規格が確立し、名前をビション・テネリフェから「巻き毛を持つビション」という意味を持つビション・フリーゼに変更しました。ビションと言えばアフロ頭のカットが有名ですが、このカットが考案されるまではアメリカではそれほど人気が上がらず、当初は犬種の認定もされていませんでした。それが1960年代の終わりに、アメリカ人のトップ・ハンドラーかつインターナショナル・ジャッジであるフランク・サベラ氏がこのフワフワのパウダーパフのトリミングを考案した結果、一気にショードッグのスターとなり、家庭犬(ペット)としても大人気になりました。

性格の特徴

おっとりとして見えるかもしれませんが、本来明るさや元気さを持ち合わせています。愛玩犬としての歴史も長いため、家庭犬として申し分ない適性を持ち合わせていますし、活発な運動をやらせても積極的に取り組んでくれるでしょう。反対に少し興奮しやすい面があるため、基本的な指示(コマンド)のしつけや、社会化トレーニング、環境馴致(慣れる)トレーニングを通して落ち着いて過ごす練習もしていくのがおすすめ。巻き毛でケアが必要なため、家庭でのケアの練習も子犬の頃から取り入れましょう。

見た目の特徴

ピュアホワイトのカラーに、毛量がとても多い被毛に覆われています。毛は細い絹糸状で柔らかくらせん状にカール。アフロ頭にしても良いし、短くしてスポーティな姿で楽しむこともできますが、いずれにしても定期的なトリミングが必要になります。また豊富な白い毛は汚れのケアとこまめなブラッシングが要るため、費用や手間をかけられるか考慮しましょう。

ブラッシングや目元口元のケアが必要な犬種です。子犬の頃から、体全体を触られるボディタッチの練習をするのがおすすめ。また飼い主さんも正しいブラッシングの仕方を練習しましょう。痛い思いをさせて、ケア嫌いの子にならないように育てると、より一層飼いやすいよ!

犬種名ビション・フリーゼ(Bichon Frise)
原産国フランス/ベルギー
大きさ小型犬
抜け毛の量少ない
最低運動量目安20分×2回/日
平均寿命目安12~15歳
体高25~29cm
体重目安5~8kg
犬種グループ9G 愛玩犬(toy group)

Photo gallery

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