犬の舌の基礎知識

犬が舌を出すのには理由がある

犬の様子を見ていると舌が出ていることが多くあります。
犬にとって舌が出ていることはよくあることで自然なものです。

中には常に舌が出ているという犬もいます。
舌を出すのにはいくつかの理由があるのです。

まずは体温調節のために犬は舌を出しています。
人間と違い犬は汗をかくことができません。
そのため舌から水分を蒸発させることによって気化熱で体温を下げようとしています。

犬が舌を出してはぁはぁとしている行為はパンティングと呼ばれています。
犬にとっては健康管理のために大切な行動の一つです。

次に犬が舌を出すのには精神的な要因があります。
不安なことがあったりストレスが溜まっていたりすると呼吸が多くなるため舌が出てしまうのです。

これは人間の子供が爪噛みをするのと同じような行動といわれています。
犬にとっては呼吸をすることによって精神を落ち着かせようとしているのです。

興奮していても舌が出てくることがあります。
犬は興奮をすると呼吸が荒くなるため舌が出ることがあるのです。
走り回ったり運動をしたりして息が上がった際も興奮をして舌が出てくることがあります。

犬によってはリラックスをしている時に舌が出てくることがあります。
寝ている時にも舌が出てしまっているという犬も多いです。

これは口の周りの筋肉の緊張が解けているために起こります。
全身でリラックスしているから舌が出ており安心しているということの表れでもあるのです。

短頭種と呼ばれる鼻がつぶれてる犬種は口を閉じたままで過ごすことが得意ではありません。
そのためパグやシーズー、ボストンテリア、フレンチブルドッグといった犬種の犬は舌を出して体温調節をしていることが多いです。

病気のこともある

犬が舌を出しているのは病気が原因のこともあります。
その中でも最も多いのが熱中症です。
犬は汗を掛けないために体に熱がこもりやすく、舌を出しているだけでは体温調節がd系無くなることもあります。

あまりにも舌が出た状態が続いている場合には熱中症になり体温調節が追い付いていない場合もあるのです。
5月~10月は熱中症になりやすい時期といわれているのでしっかりと様子を見ておきましょう。

他にも僧帽筋閉鎖不全症という心臓病の一種も原因としてあります。
これは何らかの原因で心臓の弁に異常が起きるもので悪化すると肺水腫を起こしたり心不全を起こしたりするものです。
死に至ることもある病気なので早めの対処が必要になってきます。

はぁはあぁと息が荒く舌を出した状態で座っていることが続くと僧帽筋閉鎖不全症を起こしている可能性があります。
できるだけ早めに医師に診てもらい原因を確認するようにしましょう。