犬の耳の役割
犬は犬種によって耳の大きさや形が違います。
立ち耳と垂れ耳も違いますがそれだけでなく垂れ耳にも耳の根元から垂れているものやね元は立ち上がっている垂れ耳など種類も様々です。
犬の耳は聴覚の感覚器官だけでなく他にも活用されている場面があります。
耳の様子を見ると話すことのできない犬の感情についても知ることができるのです。
犬の耳は外耳、中耳、内耳という3つに分かれており、場所によって役割が違います。
犬種によって違いがあるのが耳の外側の耳介です。
大きさや形の違いはありますが、それ以外の構造や役割は同じです。
外耳は耳介と耳道からできており、私たちが一般的に耳として扱っている部分Oことをさします。
音を集めるために発達した部分です。
耳介は犬の感情を表現するためにも使われています。
不安になると犬の耳は横に寝てしまいますし、攻撃的な時や興奮している時には立ち上がります。
犬の尻尾と同じくらい耳は感情を表す場所なのです。
中耳は鼓膜がある場所であり、ここに音が伝わると膜が振動して中におとが伝わっていきます。
聞き取った音を増強する場所なのです。
内耳は聴覚だけでなく平衡感覚をつかさどる場所です。
半規管という場所が平衡感覚を保っています。
犬の耳はとても良い
人間比べると犬の聴覚は6倍から10倍は優れているといわれています。
そのため人間には聞こえないような高周波の音も犬は感じ取ることができるのです。
また、犬は人間とは違い耳を動かすことができます。
そのため音が発生している場所を特定する能力も人間よりも高いです。
これによって犬は獲物を捕まえるためにも聴覚を使っているといわれています。
ただ、今は獲物を捕らえることはないので本来の使い方はしていないですが、飼い主が玄関に到着してきた音を感じることができたり、自宅に飼い主の車が停まったことに気付いたりといった私たちではわからない音でも感じ取ることで活用されています。
耳のケア方法
耳が垂れていることで外耳の通気性が悪くなってしまい外耳炎になりやすいです。
そのため定期的に拭いてあげるようにしたり薬を塗って予防したりということが必要になってきます。
もちろん、立ち耳であっても定期的に拭いてあげ耳の掃除をする必要があります。
ただ、人間のように綿棒を使うのではなく拭き掃除をするのが基本です。
コットンやティッシュに耳用のローションをつけて優しく拭き取り汚れを外に排出するようにしていくと耳を傷つけることなくきれいにできます。
最近は耳用のウェットティッシュもありそういったものは拭きやすく便利です。
小さいうちから耳を拭くことを習慣化しておくと嫌がらず耳掃除をさせてくれるようになるので小さなうちから習慣づけておきましょう。